フードの粒の大きさ

フードの粒の大きさについて

犬猫のアゴは肉を丸飲みするように出来ています。小粒のフードを求める方はいらっしゃいますが、実際には粒の大きさは犬猫の本来食べる獲物と比べると小さく体の作りから考えると気にする必要がないとされています。また、犬猫の胃は生物学的に適正なフードであれば丸飲みしても問題なく消化できます。

とはいえ、これまで与えられたフードが小粒や半生だったり、シニアになり、丸飲みしにくくなった場合などは、それに応じた対処法を当店では教えています。

名付けて 「愛情一発!」

これまで与えてきたフードが小粒や半生だった場合、フードをハンマーで叩き、粒を割ります。フードの味に慣れ、よく食べるようになったら、叩く回数を減らし、元の大きさのものもある状態にします。すると、食べたい気持ちのほうが進み、いずれはハンマーで叩き割らなくても 歯で割ったりしながら食べてくれるようになります。

シニアになり、丸飲みしにくくなった場合は逆で 加齢の進行と共に叩く回数が増えていきます。例え、粉々になっても フードの栄養は変わらないのですから。粉々にしたフードに ぬるま湯を足せば、軟らかい状態にもなるので ペットの状態に応じて与えて頂きたいと思います。

時には、病気治療の為に療法食が必要になったり、術後回復の為の缶詰が必要だったりと、色々な状況を迎える時がきますが、臨機応変に対処しながら、体に良いと考える食事を与えて頂きたいと思います。